計算され尽くした肉の厚みと、3世代受け継ぐ秘伝のタレ
これぞ、「 日本生まれの焼肉 」の頂点
焼肉といえば韓国というイメージが強いかもしれないが、実は、現在おなじみの焼肉は日本発祥とされている。韓国スタイルの焼肉は骨つき肉をはさみで切り、パンチのきいたタレとともにサンチュなどで巻いて食べる。一方、“日式”といわれる焼肉の特徴は、タレにつけて食べることと、肉のスライスが繊細なこと。特に肉のスライスには特徴があり、肉の切り口をピンと立たせ、高さを引き出した美しいカットは“日式”ならではの持ち味だ。
肉のカットにこだわる焼肉の名店といえば「焼肉ジャンボ」。東京の江戸川区篠崎や文京区本郷に店を構え、著名人にもファンが多い。熟練した“肉の匠”が日本全国から最高品質の黒毛和牛を厳選。目と舌を駆使し、厳しい基準を満たした至高の牛肉のみ扱っている。
肉質や味の良さを最大限に生かすため、「焼肉ジャンボ」が徹底的にこだわっているのがスライスするときの肉の厚みだ。「たとえば1ミリと2ミリの肉を指で触っても、厚さの違いはわからないでしょう。しかし口に入れるとその違いは明らか。そのためサシの具合などを確認し、お客様が肉を口にしたときの感覚を想像しながらミリ単位でスライスする繊細さが大切なのです」。そう語るのは、「焼肉ジャンボ」3店舗の社長である南原範充さんだ。
また「焼肉ジャンボ」の名声を揺るぎないものにしているのが、秘伝のタレ。南原さんが「タレを使わない焼肉は、焼肉とは言わない」というほど、この店にとってタレは重要な存在だ。「焼肉ジャンボ」では南原さんのお祖母さんから受け継いだという極秘レシピでタレを醸成。もみだれとつけだれの2種類用意し、もみだれは甘みとコクが強め、つけだれは甘みがあっても切れ味がいい。だからこそ、タンやハツなどあっさり系からカルビやハラミなどのこってり系まで、どんな肉とも相性がよく、食べれば食べるほど無限に食欲を刺激するのだ。